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カミキリムシ

ゴマダラカミキリ

ゴマダラカミキリ」 の被害と対策などについて、書いています。

2020年5月中旬からカミキリムシが出始め8月末まで毎日朝・昼・夕方の3回子供用の網をもって見回りました。
その結果、次のように沢山のカミキリムシを捕殺しました。
5月:5匹 タテシマカミキリ1 ゴマダラカミキリ4
6月:77匹 ゴマダラカミキリ77
7月:26匹 ゴマダラカミキリ22 クワカミキリ4
8月:8匹 ゴマダラカミキリ5 クワカミキリ3
カミキリムシの止まった20cm下の方に網を構え、カミキリムシを手で捕まえようとすると、コロッと落ちて網の中に入り ます。失敗なし、ぜひ試してください。
2020年8月になって根元に木屑が発生したバラ キャリエール、ヘンリーフォンダ、ゴールデンセレブレーション、タ ワーブリッジ、アイスバーグ、ブラザーカドフィール、ミカンにもゴマダラカミキリ、イチジクにはクワカミキリが飛んで来 て卵を産み付けます。

2019年
宮崎市では、カミキリムシが5月下旬から出始めます。
一番多いのはゴマダラカミキリ、5月下旬晴れた日の朝から夕方まで温度の高い時間帯に出始めます。
孵化直後は、比較的小さく動きも遅いので、すぐに捕まえる事が出来ます。
私は下の写真のようにカミキリムシの止まっている所の20cm下に虫取り網を仕掛け、上から一方の手で取るように手を近 づけるとコロッと落ちて逃れようとして網の中に入ります。
この方法が一番捕まえやすいです。
とにかく早いうちに見つけ捕殺するの方が被害が少なく済みます。5・6月は出来るだけ数多く見回って捕殺してください。
数日放置すると、人が近づくだけで飛んで逃げるようになります。
2017.6.17kamikiri カミキリムシ
2017年6月17日撮影
ゴマダラカミキリ」背中の斑点模 様
横からゴマダラカミキリ
2017年6月17日撮影
ゴマダラカミキリ」横から触覚や あご・足等
正面からゴマダラカミキリ
2017年6月17日撮影
ゴマダラカミキリ」正面から顎・ 口・足・触覚などよく判ります。
カミキリムシ
バラの茎上の方はカミキリムシにかじられています。
写真のように成虫がバラの茎を齧って食べる他、根元に卵を産み付け、卵がかえって幼虫になり、その幼虫が2年ほど木質部 に住み着き木質部を齧って生活(所謂テッポウムシとなって)、バラな どは根元が空洞かつ致命的となって枯らしてしまいます。枯らさないまでも、生育は極端に悪くなります。
2019年:8月キャリエール他5種類でカミキリムシの木屑発見後ワイヤブラシで削った後カミキリスプレー処理
2019年:6月25匹以上捕殺7月10匹・8月に4匹程度捕殺
2017年は非常にカミキリムシの発生が多く、7月現在15匹以上を捕殺。
2017.7.23(日曜日)玄関のモルチマー・サックラーとソンブレイユに小さな木屑を発見、ナイフで表面をそぎ、直 ぐに穴を見つけてカミキリスプレー処理した。2017年のソンブレイユは、ベイサルシュートやサイドシュートが出ても成 長が悪く、根元から1m程でストップしてしまいました。

クワカミキリ

 クワカミキリ2018_7_16
 クワカミキリ横から2018_7_16
クワカミキリ齧り痕
 クワカミキリ齧り痕2018_7_16
 左側白い部分が新しい齧り痕、中央は数日前の齧り痕?自宅のイチジクの木、クワカミキリは齧り痕に1個卵を産み付ける そうです。2018年7月は、3匹捕殺しました。2019年6月2匹捕殺
卵生み付け痕
2019年6月23日撮影
クワカミキリの卵生み付け痕、枝が細いので両枝を根元から切り落としました。

クワカミキリの卵生み付け痕
2019年6月23日撮影
クワカミキリの卵生み付け痕

クワカミキリの卵上付け痕処置後
2019年6月23日撮影
卵生み付け痕をナイフで削って取り除きました。処置後

カミキリムシが好んで幼虫を生みつける樹木
 バラ、百日紅、みかんの木、りんごの木、イチジク、桑の木、もみじ、コデマリ等。(宮崎市の我家で被害に あった樹木)

カミキリムシの生態と種類
 ゴマダラカミキリは、バラなどの根元を噛んで、そこに30個程卵を産み付けるそうです。産み付けられた卵はすぐに幼虫 となり2年ほど木の中で木質部をかじって生活し、6月から10月頃に孵化し、成虫となるそうです。孵化した成虫は交尾 し、10日ほどで卵を産み付けるそうです。
 大きく成長した根元の大きいバラほど卵を産み付けられる確率が高いように思います。
我が家で発見したカミキリムシ
・ゴマダラカキキリ
・クワカミキリ
・ベニカミキリ

カミキリムシの対策(撃退法)

バイオリサカミキリ

 バイオリサ(カミキリ) 微生物菌の付着した帯を木の根元付近に巻き付け、その上をカミキリムシが歩い 時に昆虫病原性糸状菌が付着しカミキリムシ幼虫に感染して幼虫を殺してしまう微生物殺虫剤 
 カミキリムシの防除は、バイオリサカミキリを2011年から2012年我が家の植木全部に設置、その結果設置した植木 の根元付近でカミキリムシの死骸を数匹発見した。設置後もカミキリムシ成虫を発見、また幼虫の死骸は確認できないが、そ の後も桑の木やバラの一部に木屑があり、それ以上の効果は認められない。
 尚、バイオリサカミキリは、成虫の殺虫効果は無いです。

成虫の捕殺

 カミキリ成虫は見つけたらすぐに捕殺(テデトール)により行う。
 成虫は薬剤散布等では死にません、捕殺しかありません。
 6月上旬になるとゴマダラカミキリが出始めます。特に雨の後晴天の日に必ず孵化したばかりのやや小さめのゴマダラカミ キリが出てきます。まだ動きは鈍いので容易に手で捕まえる事が出来ます。2・3日経過すると体力が付き交尾を始めるよう です。ぜひこの時期に見回り見つけ次第捕殺してください。
 2018年、2019年は、見回りを徹底した結果20匹以上を捕殺、その結果バラの被害は減っています。

幼虫にはカミキリスプレー

 更にカミキリムシが生息しているサルスベリや桑の木などに木屑を見つけた時は、木屑穴からカミキリスプレーを注入し防 除しています。

木屑の早期発見

 木屑が僅かに出ている夏場までに早期発見することが第一です。
 バラの根元に木屑を見つけた場合は、柔らかいところをナイフで削っていくと下の写真の様にカミキリムシの幼虫が見つか ります。
 慣れてくると確実に幼虫を見つけることが出来ますので、木屑で柔らかくなった部分を虫食いに沿って根気よく削ってくだ さい。
 カミキリ幼虫が見つからない場合や根っこ深いところまで木屑が入り込んでいる場合は、可能な所までナイフで削った後、 カミキリスプレーをたっぷりかけておきます。
カミキリムシの幼虫
木屑が見つかったアンジェラの根元
アンジェラの根元
木屑が見つかったマダム・アルフレッド・キャリエールの根元
キャリエールの根元
 カミキリ幼虫に齧られている部分をナイフ等で削り、幼虫を見つけ捕殺する。
アンジェラ
アンジェラの根元
上図左端にカミキリムシの幼虫の頭が見えます。体長1cmほどの小さな幼虫でした。
キャリエールの根元を切開
キャリエールの根元を切開
体長1cmほどのカミキリの幼虫が出てきました。

ソンブレイユのカミキリムシの被害
ソンブレイユの根元
ナイフで木屑の出ている柔らかい部分を切り開く途中でカミキリムシの幼虫が頭を覗かせました。(ナイフで削った部分の中 央右側)

カミキリムシの幼虫
カミキリムシの幼虫
右が頭、茶色い鋭い牙があります。
この幼虫は体長1.5cmほどでした。マイガーデンの根元で捕獲しました。

 1冬越すと体長は3cmほどになり、バラの根元の中心部が空洞になります。
 1冬以上発見できない場合は、株全体に被害が及び、枯れるのは時間の問題です。

 夏場までに発見できれば被害は小さく翌年の開花はほとんど問題ないと思われます。
 早期発見が被害を小さくする秘訣です。注意して見守りましょう。

 2011年〜2012年4月はツルバラアンジェラ・、クリスチャン・ディオール、ホワイト・クリスマス、アンクル・ウ オーカーの4本をカミキリに入られ枯らす。エブリン、ブラザーカドフィール、LD・ブレスウエイト等株の勢力を落とす。
 2013年 ピエール・ド・ロンサールは殆ど瀕死状態。スベニール・ド・ラ・マルメゾン、春風、モルティマー・サック ラーなどにカミキリムシ入られ株の体力を落とす。

2016年/2017年「ゴマダラカミキリ」

花壇中央にある桑の木がゴマダラカミキリの巣になっているようです。
ここ数年「ゴマダラカミキリ」の成虫を毎年10尾程度補殺しています。
発生時期は5月末から6月が最も多いようです。

2012年カミキリムシ事情

5月 カミキリムシ捕殺数:4匹
6月 カミキリムシ捕殺数:3匹
7月 カミキリムシ捕殺数:2匹

 2012年5月23日、今年最初のゴマダラカミキリ出現。(写真はカミキリムシの雄)

立派な触角のゴマダラカミキリ(雄?体長約5・6cm)
去年より1月早く出現した上記ゴマダラカミキリは写真を撮った後直ぐに捕殺。この後25日・30・31日夕方にもゴマダ ラカミキリが出現したので捕殺。
5月27日(日)、6月3日発生源となっている桑の木・サルスベリに木屑を探し木屑穴からカミキリスプレーをした。5月 中は早期発見によりあまり被害がなかった。

6月2日:ゴールデンセレブレーションのベイサルシュート1本が茎径の半分以上をカミキリに囓られ(後食)先端30cm が傾斜していたので傾斜部からピンチした。他の1本のベイサルシュートも囓られた痕跡があったが傷が浅く大丈夫そうなの でそのまま放置することにした。
6月6日:1匹捕殺、セントス・ウィザンのベイサルシュート2本の先端10cmが囓られていた。
6月28日:1匹捕殺、セント・スィザンのシュートを囓られていた。

2011年のカミキリムシ事情

 ゴマダラカミキリは幼虫・成虫とも生木を食べ、食樹が非常に幅広いのが特徴で、ミカン類、柳、栗、桑、イチジ ク、プラタナス、サルスベリ、バラなど多種である。果樹や庭木にもやってくるので何処でも姿を見ることができ、体長 は3〜5cmわりと大型で黒地に白い点々の目立つ体色でよく知られたカミキリムシである。

 成虫は6月-8月に発生し、特に昼夜の区別なく活動し、食樹の葉や若枝のみずみずしい樹皮をかじって食べる他、樹 の周囲を歩いたり飛び回ったりする。

 卵は地際部の樹幹の形成層部分に30個程産み付けられ、その部分からはヤニが出ていたり、樹皮の変色が見られま す。
 卵期間は約7日間で、孵化した幼虫は表皮層から木質部へと食入し、木質部へ食入するようになると木屑が出てくるよ うになるので、カミキリムシの加害を受けているかどうかが良くわかります。幼虫は木質部に食入したまま越冬すること になります。
 成虫になるには、個体・時期によって1年かかるものと2年かかるものがいる。

 幼虫が侵入した木は幼虫の活動によって幹に穴が開き、木屑や樹液が出るようになる。蛹を経て羽化した成虫は木の幹 に円形の穴を開け、木の外へ姿を現す。

 成虫が羽化してくるのは5月下旬から6月頃で、羽化してから葉や枝を食べます。これを後食とよんでいます。
 後食をしながら交尾をし、10日前後経過すると樹木の地際に産卵します。産卵期間は6月から10月頃までですが、 その最盛期は6-7月頃です。

カミキリムシの生態を観測した日記カミキリムシ観察記にあります。
これは観察記すばらしいです。カミキリムシが何処に卵を産み付けるのか一目瞭然です。


これらのことから
1 カミキリムシを見つけたら迷わずフミツブース。
2 7月から10月、バラの根元をよく観察し、卵を産み付けられた場所(木屑)を見つけ、木屑穴からスミチオン などを注入する。



7月
 ゴマダラカミキリが飛び回り、バラの比較的新しい茎の樹皮を食い荒らし、食い荒らされたバラはそこから折れ、又は 囓られた上部が枯れている。注意深く株を見ると、カミキリにやられたバラの茎は半端ではなく多い。
鉢植えのバラのカミキリムシに囓られた跡


 10年程?前からバラ園の中央に自然に生えた桑の木がある。今では直径20cm以上になりバラ園のシンボルツリー となって周囲に木陰を提供している。現在この桑の木がカミキリの巣になっている。至る所から鉄砲ムシの木くずと樹液 が垂れている。
(鉄砲ムシはゴマダラカミキリの幼虫:成虫が木や薔薇の根際に卵を産み付け幼虫時代は幹を食べて過ごす。その食べカ スが木くずとなって外に出される。)
 以前、家の近くに植えてあるサルスベリ(4本)にゴマダラカミキリが付き、沢山の鉄砲ムシの被害に合い一部は枯れ てしまった。その後あわててスプレー式殺虫剤を注入し、何とかそれ以上広がるのをくい止めた。その時はこれで終わっ たと思い忘れてしまっていた。
 生き残ったゴマダラカミキリは家の周りのサルスベリから殺虫剤を注入されていない野放しの桑の木に移り住んで現在 のように沢山繁殖したと思われる。
 振り返ると、3年程前までは桑の実が沢山成り、とって食べたことがある。(沢山成るので始末に困ったのだ が。。。)数年前から実が成らないし、枝が時々風で折れる。このことはカミキリムシのダメージを相当に受けている証 拠だった。


7月
 旅行から帰ってみると、スパニッシュ・ビユティのベイサルシュートが片っ端からカミキリムシに食害され、ある シュートは根元から或いは半分に折れ、あるシュートは先端が食べられている。そしてカミキリムシの成虫がぶんぶん飛 び回っている。
 カミキリムシを見つけ次第必死で捕まえ、フミツブースしている。(幼い頃、素手で捕まえて噛まれ痛い思いをしたこ とがあるので出来るだけ手袋をして。)
 しかし、今年はやたら多い。7月中頃から末までに20匹以上を捕獲し、フミツブースした。


8月
 去年果樹園に植えたイチジクの木の途中から木くずが出ている。「アーァ!」
 今年の春買ったリンゴの木も途中に穴と木くずを発見、これは何とかしなくてはいけない。と思いネットでカミキリム シの駆除で検索すると、農薬の他バイオリサ(カミキリ)があった。

バイオリサ(カミキリ):カミキリムシが菌を培養したはちまきの上を歩くと昆虫病原性糸状菌「 ボーベリア・ブロンニアティ」(Beauveria Brongniartii)がカミキリが付着し、体内に進入し繁殖して殺してしまう微生物殺虫剤。
 この微生物殺虫剤は人間は勿論他の昆虫や密蜂・魚類には殆ど無害(無毒)であり、環境に優しい殺虫剤。

2011.8.13
 8月初めに注文したバイオリサ(カミキリ)が届いたのでお盆休み中に全ての植木設置。

バイオリサ(カミキリ)の設置 
写真:2011.8.13 バイオリサ(カミキリ)設置

注:木に巻き付けてある白いはちまきバイオリサ(カミキリ)

2011.8.27
 アンジェラ、チャールストン、去年は1番花が終わる頃からベイサルシュートがばんばん出て驚く程伸びたのに、今年 はベイサルシュートもサイドシュートもまだ出ていない。葉っぱは少し黄色くなってなんだか元気がないなーと感じてい た。
 そこで、アンジェラ、ピエール・ド・ロンサール、チャールストンなどの根際を入念にチェック、その結果アンジェラ の根元に僅かに木屑があった。

アンジェラ
 アンジェラの根元 マルチングなどを取り除いた状態(2011.8.27)

アンジェラの根元のマルチングなどを取り除き、カミキリの開けた穴からスプレー式殺虫剤を注入し、様子を見ることに した。
チャールストンも同様に処置。
9月3日 アンジェラの根元に少量の木屑が出ていたので再度スプレーして様子を見る。
9月11日 木屑は出なくなった。サイドシュートが出て伸び始める。サイドシュートは偶然季節的に一致したのかも知 れないが。。。
10月4日 アンジェラのサイドシュートは順調に育っている。
2012年3月 アンジェラの新芽が少し伸び始めた頃、1本の枝が元気が無く新芽がしおれ枯れ始めた。この枝を根元 からカットしたが、今度は別の枝が弱ってきて、次々とカット4月中旬には全部枯れてしまいました。


ツル・クリスチャン・ディオール、アンクル・ウオーカー
2011.9.3 土曜日 先週の結果からバラの根元を注意深く観察
ツルバラクリスチャンディオールの根元に木くず発見
 写真:クリスチャン・ディ・オールの根元の木くず。


早速根元のマルチングと土を少し除いて確認

スプレー式殺虫剤を穴から注入し、様子を見る。
他のバラも注意して根元を観察するとアンジェラ、アンクルウオーカー、チャールストンにも僅かに木くずがある。
1週間後の確認したところアンクル・ウオーカーとチャールストンには木屑は出ていない。

2011.10.4 僅かに木屑らしき痕跡があったので再度ワイヤブラシをかけたが前回と大差はなかった。念のため カミキリスプレーをした。

2011.10.4 アンクル・ウオーカーの生育が最近芳しくないのでマルチングを除き根元を露出してワイヤーブラ シをかけたところ、内部に食害された後が見つかった。外見上殆ど木屑は出ていなかったが、内部はかなり食害が進んで いた。
木屑が外部に出ているだけでは判断が困難な場合もあることを痛感した。
他の食害されたバラと同様にワイヤーブラシ後カミキリスプレーで処理した。

2011.12
アンクルウオーカーとクリスチャンディオールは徐々に葉先から枯れてしまいました。

ツル・ホワイト・クリスマス
2011.9.10 ホワイト・クリスマスの根元にも木屑を発見。
ホワイトクリスマスの木屑の状態(2011.9.10)


埋もれているマルチングや表土を取り除いた状態


注入処置後


ホワイト・クリスマス、反対側からの写真、表土を取り除きワイヤブラシをかけた状態


11.10.4 先日からホワイトクリスマスの根元に僅かに木屑のような痕跡が出ていたので再度根元をワイヤブラシ でこすってみるとやはりかなり食害されていた。再度丁寧にワイヤブラシをかけカミキリ・スプレーをした。


2011.12
ホワイトクリスマスは枯れてしまいました。

2011年 アーチに這わせていたツルバラ4本が枯れてしまいました。
枯れた直接の原因はカミキリムシの食害によるものなのか、穴に注入したカミキリスプレーが原因なのか、それ以外 の原因(黄金虫の幼虫など)があるのかは判りません。
他の人はスミチオンなどの注入をして成功されています。私の場合成功例は5/9本(4本枯れる)です。


メアリー・マグダーレン
 2011.9.11メアリー・マグダーレンは今年も連続的に良く花を付けている。
 サイトで樹高を検索すると7〜80cm程になるとの記載があるが、我が家のメアリー嬢は未だに60cm程度で葉っ ぱが少し黄色く樹勢にどうも元気がない。そこで株元を注意深く観察すると僅かに木屑があり、マルチングなどを取り除 き表皮をワイヤブラシでブラッシングすると、下の写真のように異常な囓られ跡が露出した。
「良くこの状態で今まで枯れずに花を咲かせる事が出来たものだ!」と驚くばかりである。
写真:マルチングと表土を取り除きワイヤブラシでブラッシングしたところ


幸いなことに深い穴はなかった。スプレー式殺虫剤処理後


2011.10.4 メアリー・マグダーレンの根元からシュートの小さい芽が出始める。
2012.4 一番花は少なく花数は極端に少なかった。
2012.5 一番花が終わった頃シュートが出始め、二番花は綺麗な花が沢山咲き始めた。

ブラザー・カドフィール
2011.9.11 ブラザー・カドフィールの根際の木屑


マルチングと表土を取り除きその後ワイヤブラシで囓られた部分をブラッシング。幹が枯れた色に変色している内部に木 屑が溜まっている様子。


ブラッシング後の囓られた部分にスプレー式殺虫剤注入後

2011.10.2 ブラザーガトフィールの根元再点検したところ左側の細い枝が枯れていた切ったところ内部に鉄砲 虫の穴が空いていた。再度カミキリ穴からスプレー処置した。
2012.5上旬 花数は半分程と少ないが一番花開花、下旬二番花の蕾が沢山付いている。

ジェントル・ハーマイオニー
2011.9.11 ジェントル・ハーマイオニー


処理後

2011.10.2 新芽が根元から伸び始める。
2012.5 順調に一番花開花

エブリン
2011.9.11 エブリン

2012.5 花数は少ないが一番花開花

LDブレスウエイト
2011.9.11 LDブレスウエイト

LDブレスウエイトは本体から沢山の根が出ていた。
2012.5 花数は少ないが一番花は順調に開花

スパニッシュ・ビユティ
スパニッシュ・ビユティもカミキリムシの被害に遭っていた。

2011.10.2現在、食害されたベイサルシュートの先から新芽が出てかなり伸び始めてきた。
2012.4 一番花は花数は少ないが順調に開花

 上記バラは、ベイサルシュートが出にくい、葉っぱの色が少し黄色く調子が悪い、去年より少しだけ様子がおかしいと 思える株について入念に根元を観察した結果見つけだすことが出来た。



深植浅植
 私はERを初めて購入した時、イギリス苗の説明書に「深植」の方法が記載されていた。
 ネットで検索すると日本の園芸家やバラ愛好家は「浅植」を推奨していたが、イギリスから来た園芸家やナーセリーの サイトでは「深植」と書いてある。
 一方、現在バラを植えている所は砂地、水捌けが良くてんころぼし(周囲に木がなく1日中日光が当たっている)で夏 場非常に乾燥する。以前ツツジを移植した時、深植にしたつつじは生き残ったが、浅植したツツジは全滅枯れてしまっ た。。。
 この様なことを比較して、ERは深植が良いのだろうと今まで全部深植にしてきた。

 バラの植土は牛糞堆肥を半分自家製ぼかしを少量混ぜ月に数回米糠を撒いている、上部は乾燥防止に腐葉土でマルチン グした上に刈った雑草で2重にマルチングしている。更に最近、減農薬・無農薬を志向し、少なくとも2011年梅雨以 降は殺虫剤を全く使っていない。

 これらの条件が重なって、カミキリムシの被害が拡大してしまったのではないかと考えている。

 これら全部をすぐに解決するには非常に難しい課題である!
 来年はバイオリサ「カミキリ」の効果も確認しながら、対策を検討していきたいと考えている。


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